私の慢性鼻炎 51

下記のＭａｉｌが来ました。

はじめまして。
去年6月、sinusitis （副鼻腔炎）の手術をケアンズで受けました。出血が１週間以上つづき、辛い思いをしたにも関わらず、症状は一向に変わらず、専門医はアレルギーだろう、ということでアレルギー専門医に血液検査をしてもらったところ、ダストマイトのアレルギーがあることがわかりました。ゴキブリもすこし。
食事では、アイスクリームなど糖分を多く取ると症状が悪くなるような気がしています。しかし大元の原因は、ストレスと過労であろうと思います。。海外で一人で住んで20年近く、10才の息子はダウン症児で、二人暮らしですから、いままでのストレスがたまってきたのも無理はない話です。家を５年前に建て、転職をこころみて今勉強中ですが、集中できずまた睡眠もよくとれません。

症状は、鼻で息をすることはできるのですが、しょっちゅうむずがゆく、ちり紙をこよりにして刺激し、わざとくしゃみをしていました。それで帰って悪くなったのかもしれません。悪い時は、なにもしなくても四六時中水っぱながたれて出てきます。ひっきりなしに鼻水をとらなければいけません。風邪などひいて鼻がつまると、喉の方に鼻水がたれていくのを感じます。炎症で、鼻の中の襞がふくれているのだと思います。いじらずに放っておくべきなのかもしれませんが、むずがゆくてたまらないのと、耳まで詰まる様な圧縮感に堪えきれず、刺激してくしゃみを起こしたくなるのです。

症状が目立ってわるくなったのは息子が生まれてからですから、やはりストレスでしょう。今住んでいるケアンズはサトウキビの花粉からアレルギーになる人も多いのでそのせいもあるかもしれませんが、皮膚もときどきかゆくなるのでおそらくダストマイトとストレスの両方が原因なのはまちがいありません。

それで、今月末に、再度去年と同じ手術を受ける予定なのですが、アレルギーやストレスが原因なら、しても同じ結果が出るだけではないか、辛い思いをするだけ無駄ではないかと思っています。

自分で内視鏡を使って治療する事ができるのですか？詳しく教えていただければ幸いです。

 

こんにちわ。
Ｍａｉｌを読みました。  私もダウン症の18歳の子供がいます。本年高校を卒業して就職しました。貴方の苦労は良く判ります。何でも相談して下さい。さて、鼻炎のことについてお答えします。
確かにアレルギー体質があるかもしれませんが、貴方の場合は去年6月、sinusitis （副鼻腔炎）の手術をケアンズで受けています。
しかし、殆ど治癒していないに等しい様です。

私の考えでは貴方の術後の傷が治癒していないようです。つまり、細菌性の炎症が残って慢性化しているようです。慢性鼻炎と考えて治療すべきです。アレルギーについては次のこととして、まず慢性鼻炎の治療をすべきと考えます。アレルギーは放置しても大して問題ありませんが、細菌性の炎症は悪化します。早期に治療して下さい。貴方の場合は慢性鼻炎だろうと思います。ガーゼ治療をすすめます。

今の症状はガーゼ治療により改善します。それは細菌性の炎症が緩和するからです。そして治癒まで向かいます。

なお、外国に製品を送付するときに、弊社が国内のご親戚に買い取って頂き、国内のご親戚から発送してもらっています。これは外国発送には費用がかかり、煩雑なためです。

この後、治療セット、ネブライザーセットなどを提供し、アドバイスなどをして現在は改善に向かっている。当時の危機的な状態は改善して、ガーゼ治療を実施している。やがては治癒すると期待している。 詳しくは「外国(オーストラリア)での慢性鼻炎の治療体験」をご覧下さい。